古市久美子建築設計事務所FuruichiKumiko&Associates

子どもたちと遊びつつ山に登り海に潜り、建築のことを考えてます。

子どもたちと遊びつつ山に登り海に潜り、建築のことを考えてます。

[Renovation] N’s roomマンションリノベーション

 

マンションの一室をリノベーションしました。

施主が著名な脚本家ということもあり、普段と変わらずの誠意を持って仕事をするだけと思ってはいましたが初期の頃は肩に力が入っていたかもしれません。しかし周囲の心配をよそに、終始リラックスした打ち合わせが進みました。(我が家の育児相談も聞いていただいたり・・。)施主がプロの占い師でもある側面からくるものなどいくつか相矛盾する希望を空間の中で解いていく・・と結局は通常通りの仕事に没頭しました。

さて。

最初のご希望では、暗い雰囲気の古民家な空間と明るい開放的な雰囲気でという矛盾する二つの施主希望が揺れていたこともあり、

古建具の導入し、明るい空間でありつつも、どこか古さが共存している空間を目指しました。

古建具屋に共に行き、格子戸とステンドグラスドア 二つの大正時代の越後の古民家解体された際に運ばれた古建具を施主が気に入りました。この二つの古建具の両方とも今では職人も作れない精度の高い、その物だけ見ていてもため息と共にリスペクトの気持ちが湧き上がってくるようなものでした。ただ、別の家から持ってきたと思われる大変素敵だがバラバラな独立したデザインの二つの建具を一つの空間に両立させることが施主とともに悩ませられました。壁の漆喰の美しさ・床の国産タモ無垢の素材感と古建具を納めるディテール上での工夫も重ねて、当初の危惧を超えてかえって面白い空間になりました。

障子は古建具との相性を見なが建具屋さんと相談しながらら新たにデザインしております。

今回の工事も大工のLIUKOBO劉さんはじめいつもの現場メンバーで、いろいろ頭を悩ませつつ出来上がったことは言うまでもありません。

 

室内熱環境の話をします。

築20年真南向きのマンション中間階で、南窓前にも遮るものがないという立地は熱的に非常に優良で、施主の話でも既存で冬は快適、真冬以外は暖房の出番は特にないと言う話でした。今は断熱リノベの必要なしということでしたので、(内窓など断熱リノベの案も提出はしましたが・・また別の機会に)。3面の掃き出し窓に入れた障子(強化障子紙)の効果で断熱的にも冬の夜間の窓辺からくる冷気の回り込み(コールドドラフト)にある程度効果を示します。

 

Creator’ Space 日本テレビでお施主さんの仕事場所として放映されました。

https://www.ntv.co.jp/creators-space/backnumber/012.html

 

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