古市久美子建築設計事務所FuruichiKumiko&Associates

子どもたちと遊びつつ山に登り海に潜り、持続可能な建築のことを考えてます。

子どもたちと遊びつつ山に登り海に潜り、持続可能な建築のことを考えてます。

[Renovation] 戸塚の丘の家

 

/戸塚丘の家リノベーション 設計メモ/

山好きのご一家マンションリノベーション

打合せは、終始小さな子どもたちの視線とともにでした。

最初は興味深そうに長引くと早く終わってという謙虚なメッセージ。

子どもたち、海、山、など 大人同士で共感するよもやま話で毎回脱線気味の打合せ の中で徐々に上がってきた要望は下記です。

山道具を始めアウトドアの道具がたくさんあること、またそれを家族で共有すること、これらかも増えること、そしてそれらをメンテナンスできるように収納とメンテナンススペースは隣接してほしいこと。

家族の就寝時間が違うときもあるので、畳の部屋でも眠れるように閉めれるようにして欲しいこと、でも昼間はリビングとつなげてかけまわれるようにしたいこと。

今は子どもとの時間がとても大切なこと。

さて、畳を南面全面に拡張して、冬のひだまりを堪能できるように計画しました。

そしてリビングのしきりは、使わないときは棚の間に引き込めるように造作してあります。

庇のおかげで夏は日差しが入り込まないことを確認済みです。

夏の涼しさを呼ぶ通風(小さな小窓を配置!意外と効きます。)に配慮しています。

床は裸足に気持ちいい杉の無垢材オイル塗りを、その下には防音材を敷いてあるので存分にかけまわれます。

壁は漆喰、棚板は杉無垢3層間伐材パネルです。

建具の柿渋塗、蜜蝋塗と、テーブル製作を家主がDIYしています。


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